この記事は2022年9月の出来事をまとめたものです。
テニスを始めた理由を聞かれて、「フェデラーを見たから」と答える人に、私は何人も会ってきました。私自身もそのひとりです。
2022年9月、ロジャー・フェデラー選手が現役を退きました。何が起きた数日間だったのかを、あらためて振り返ります。
①引退発表は2022年9月15日
フェデラー選手は2022年9月15日、自身の公式サイトとSNSを通じて引退を発表しました。当時41歳でした。
ここ数年は膝の故障と手術に多くの時間を費やし、2021年のウィンブルドン以降はツアーを離れていました。復帰を待っていたファンにとっては、覚悟していた知らせでもあり、それでも重い知らせでした。
②残した記録
- グランドスラム通算20勝(うちウィンブルドン8度優勝)
- 生涯グランドスラム達成
- ツアー通算103勝
- 元世界ランキング1位
数字だけでも十分に異常ですが、フェデラー選手が語られるときに必ず出てくるのは数字ではなく、動きの美しさのほうでした。史上最高の選手と評されることが多いのも、そこが理由だと思います。
③最後の舞台はレーバーカップ
フェデラー選手が最後に選んだ舞台は、2022年9月23日から25日にロンドンで開催されたレーバーカップ(室内ハード)でした。
この大会には、ナダル選手、ジョコビッチ選手、マレー選手が揃って出場しました。いわゆるビッグ4が同じ場所に集まる。最後の試合として、これ以上の舞台はありません。
④ラストマッチは、ナダルとのダブルス
9月23日の第4試合。フェデラー選手はナダル選手とペアを組み、ソック選手/ティアフォー選手組と対戦しました。
最大のライバルであり親友でもある相手と、最後に同じ側に立つ。この組み合わせが発表された時点で、もう何かが決まっていたように思います。
試合後、二人が並んで涙を流した光景は、テニスを見たことがない人にまで届きました。
⑤私たちが受け取ったもの
ここからは、一般のプレーヤーとしての話です。
フェデラー選手の引退が伝えたのは、「終わり方は選べる」ということだったと思います。膝を痛め、何年も思うようにプレーできない時間を過ごしたうえで、最後に自分で舞台を決めた。
私たちのテニスも、いつかは体力が落ちていきます。それでも、できなくなったことを数えるより、まだできることを伸ばすほうが楽しい。あの引退試合を見て、そう感じました。
年齢が上がってからでも、フォームを整えれば球は良くなります。むしろ、力に頼れなくなってからのほうが技術は伸びます。
よくある質問
Q. フェデラー選手のグランドスラム優勝回数は?
通算20勝です。うちウィンブルドンが8度で、この大会での優勝回数は特に有名です。
Q. なぜレーバーカップが最後の大会だったのですか?
フェデラー選手自身が関わってきた大会であり、ビッグ4が揃う舞台でもあったためです。ラストマッチはナダル選手と組んだダブルスでした。
Q. 40代でもテニスは上達しますか?
します。パワーで押す部分は落ちますが、打点・体の使い方・配球は年齢に関係なく良くなります。
まとめ
2022年9月15日に引退を発表し、同月のレーバーカップでナダル選手と組んだダブルスをラストマッチとしたロジャー・フェデラー選手。グランドスラム20勝、ツアー通算103勝を残しました。
見るテニスから、やるテニスへ。そう思った方は、近くのクラブやレッスンを探してみてください。
参考:テニス365/ロジャー・フェデラー選手公式サイト/レーバーカップ公式発表(いずれも2022年当時)
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