5月18日、”クレーキング”ラファエル・ナダル(スペイン/36歳)は故郷のスペイン・マヨルカ島にある自身が運営するテニスアカデミー「ラファ・ナダル・アカデミー」で記者会見を開きました。
2005年に初出場で初優勝という快挙を19歳で成し遂げて以来、過去14度もの優勝を誇り、彼をクレーコートの絶対王者として知らしめたグランドスラム全仏オープン(5月28日~/フランス・パリ/クレーコート)への欠場を正式に発表し、さらには2024年シーズンを最後に現役を引退する可能性を示し、世界中のテニスファンに大きな衝撃を与えました。
今年1月の全豪オープン2回戦目で左股関節を負傷して以降ツアーを離れて治療に専念してきましたが、復帰が予想されていた欧州クレーシーズンに入ってからもマスターズ1000の「マドリード・オープン」「イタリア国際」などの出場を全て欠場することにより、今年は”クレーキング”不在のままクレーシーズンを終えることになります。
今後はトレーニングをせずに数か月間の休養を取るといい、初出場初優勝を飾った2005年大会から出場した18大会で14度優勝を果たした「全仏オープン」、そして「ウィンブルドン」の欠場は確実で、その後の「全米オープン」も欠場する可能性が極めて濃厚です。
「今後数カ月はテニスをしないつもりでいる。私の決断はしばらくプレーをやめるということだ。ツアーを離れるのは1カ月半かもしれないし、4カ月かもしれない。今は復帰の時期がいつになるのかはわからない。たくさんの未来を考えるのは好きではない。私の希望と目標は、ここで立ち止まって来シーズンを楽しく過ごすために自分自身を休ませることだ」
「おそらく2024年がキャリア最後の年になるだろう」
「それが私の考えだが、100%そうなるとは言えない。キャリア最後の年となるであろう2024年にはプレーしたいと思っている。自分にとって大切だったすべての大会を楽しみ、お別れができるようにしたい」
この発表を受けたローラン・ギャロスはインスタグラムでナダルに向けて温かいメッセージを送りました。
最も楽しみにしていたはずの全仏オープン欠場、さらに無期限休養という苦渋の決断をしたラファエル・ナダル。
今まで多くの感動を与えてくれた彼に敬意を表すると同時に、最終シーズンとなるかもしれない来年は復帰した力強い彼のプレーが見られることを世界中のテニスファンが心より願っていることでしょう。


